平成仮面ライダーは本来、シリーズとして続ける予定はなく、『仮面ライダークウガ』『仮面ライダーアギト』の2作品以降は、別の作品となる予定でした。
しかし『仮面ライダークウガ』『仮面ライダーアギト』の成功から、次の作品も仮面ライダーを制作する方向となったようです。
そうして私たちの前に姿を現したのが『仮面ライダー龍騎』。
はっきり言って、衝撃的でした。
この仮面ライダー龍騎は、なんと13人の仮面ライダー同士がバトルロイヤルを繰り広げ、勝者には自らの願いが叶うというもの。これだけで衝撃的です。バトルロイヤルとは、プロレスなどで『複数人が同じフィールドに立ち自分以外は全員敵』というものです。
これまでの仮面ライダーと言えば、悪の組織や人類の敵対生物と戦う正義の味方(人類の味方)といったイメージでした。それが仮面ライダー同士で殺し合いするという設定は衝撃以外の何物でもありません。
仮面ライダー龍騎は私も大好きな作品のひとつですので、皆さんにその魅力を存分にお伝えできたらと思います!
仮面ライダー龍騎のストーリー
「戦え……戦え……。」
各々が秘めたる願いを叶えるために、最後の一人を決定づける仮面ライダーの戦いが開始される。
モバイルニュース配信会社の記者見習いである城戸真司は、ある事件の取材で偶然にカードデッキを拾う。それは城戸真司を戦いの運命へと導くものだった。
天性のお人よしであり、強い正義感と行動力を持つ城戸真司は、最初は人々を守るために、ミラーワールドに潜み人間を捕食するモンスターと戦うために仮面ライダー龍騎として戦うことを決意する。
しかし、この仮面ライダー龍騎となったことで、その運命は新たな展開へを進むこととなる。
総勢13人の仮面ライダーは、それぞれの目的を果たすために戦う運命にあった。
仮面ライダー同士のライダーバトルに納得のいかない城戸真司は、バトル止めるために『戦う』ことを決意する。
仮面ライダー龍騎となって戦うことを決めた城戸真司に待ち受ける苦難と葛藤。
そして手にした力の使い方とは。
13人の仮面ライダーの思惑と戦いは、やがて衝撃の結末へと集束する。
仮面ライダー龍騎の主要キャスト
- 城戸真司/仮面ライダー龍騎:須賀貴匡
- 秋山蓮/仮面ライダーナイト:松田悟志
- 神崎優衣:杉山彩乃
- 神崎士郎:菊地謙三郎
- 北岡秀一/仮面ライダーゾルダ:涼平
- 由良吾郎:弓削智久
- 浅倉威/仮面ライダー王蛇:萩野崇
- 須藤雅史/仮面ライダーシザース:木村剛
- 手塚海之/仮面ライダーライア:高野八誠
- 芝浦淳/仮面ライダーガイ:一條俊
- 東條悟/仮面ライダータイガ:高槻純
- 佐野満/仮面ライダーインペラー:日向崇
- 霧島美穂/仮面ライダーファム:加藤夏希
- 大久保大介:津田寛治
- 桃井令子:久遠さやか
- 島田奈々子:栗原瞳
- 浅野めぐみ:森下千里
- 神崎沙奈子:角替和枝
- 小川恵里/つぶらまひる
- 仲村創/オルタナティブ:水野純一
- 香川英行/オルタナティブ・ゼロ:神保悟志
仮面ライダー龍騎のその他情報
放送期間 | 2002年2月~2003年1月 |
キャッチコピー | 「戦わなければ生き残れない!」 |
敵 | ミラーモンスター、仮面ライダー |
マシーン | ライドシューター |
ベルト | Vバックル |
スーツアクター | 仮面ライダー龍騎:高岩成二 |
主題歌 | [オープニング]
『Alive A life』 作詞 – 海老根祐子 / 作曲 – 和田耕平 / 編曲 – 和田耕平、本田嘉津也 / 歌 – 松本梨香[挿入歌] 「果てなき希望(いのち)」(1話‐33話) 作詞 – 青山紳一郎 / 作曲 – 辻陽 / 編曲 – 坂下正俊 / 歌 – きただにひろし「INORI」(最終話) 作詞 – 海老名祐子 / 作曲・編曲 – 辻陽 / 歌 – 神崎優衣(杉山彩乃) |
テレビスペシャル | 『仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS』 |
映画 | 『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』 |
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これを機会にもう一度、一気に見直したいですね。
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昔見ていた方も、まだ見たことない方も、ぜひこの機会に見てみて下さい!
仮面ライダー龍騎の感想とまとめ
仮面ライダー龍騎で一番目を引かれるポイントは、アドベントカードとベントホルダーの存在ではないでしょうか。
ベントホルダー(カードデッキ)からアドベントカードを抜き取り、それをバイザーと呼ばれる装備のスロットに差し込み効果を発動。と、カードゲームで見られるようなギミックが盛り込まれています。男の子は大興奮です。
仮面ライダー龍騎で話題となったのは、テレビスペシャルにおいて初の女性仮面ライダーが誕生したことも上げられるのではないでしょうか。仮面ライダーと言えば少年(少年の心を持った大人も含む)の夢。今までは男性が変身するというのが鉄板でした。
オープニング曲である『Alive A life』の2番の歌詞には、『真実を惑わせる鏡なんて割ればいい』という一節があります。この作品は本当に色々なしがらみを打ち壊し、新たな仮面ライダーを生んだと言えるのではないでしょうか。
今回は紹介ということで、ネタバレの結末などには触れていません。衝撃の設定には衝撃の結末が付き物です。それはもう、衝撃的すぎて問題作になってしまうのでは、というレベルです。しかし、私はこの『仮面ライダー龍騎』も大好きです。それにはやはり、衝撃的な展開にも納得してしまえる説得力が、この作品にはあるからだと思います。
衝撃的な作品ではありますが、商業的には大成功を収めており、平成仮面ライダー継続を本格的に決定づけた作品には違いありません。その結末を皆さんも是非見てください。