2000年、実に10年ぶりとなる『仮面ライダー』がテレビに帰ってきました。
その名も『仮面ライダークウガ』。
『仮面ライダーBLACK RX』以降、仮面ライダーのテレビシリーズは途絶えていました。
その間、時代は昭和から平成へと移り、昭和の仮面ライダーを見ていた世代は子供から大人へと成長しており、『仮面ライダー』という存在が当時の子供たちの成長と共に古き過去のヒーローとして風化していました。
そんななか10年ぶりにテレビに帰ってくる仮面ライダーに対し、世間では待望論がある一方、今更また仮面ライダーを作製して現代の子供たちに受け入れられるのか?という不安視する声も少なくはありませんでした。
期待と不安が入り混じる中、始まった『仮面ライダークウガ』。
それは昭和時代のこれまでの仮面ライダーとは全く異なっていました。
ドラマ性が強くドキュメンタリー風で、設定もかなりこだわった作りになっており、ヒーローが悪を倒すというこれまでの仮面ライダーに加え、大人でも十分に見応えのある作品になっていたことで、子供だけでなく大人の心も強く掴みました。
また主演のオダギリジョーさんをはじめとするイケメン俳優の効果もあり、母親層の支持も多く獲得しました。これはのちの平成仮面ライダーシリーズでも引き継がれ、今や仮面ライダーシリーズは若手俳優の登竜門とまで言われるようになりました。
そんな平成仮面ライダーの礎を築いたと言っても過言ではない『仮面ライダークウガ』のキャストやストーリー、マシーン、主題歌、感想など詳細をまとめました。
仮面ライダークウガのストーリー
その昔、人類の敵であった『グロンギ』を戦士『クウガ』が封印した。
時は流れ西暦2000年、遺跡の発掘調査団により封印が解かれグロンギが復活、調査団はグロンギにより全員殺されてしまう。
五代雄介はその遺跡から一緒に発掘されたベルトの装飾品に触れた際、戦士『クウガ』のイメージを見た。
そこに再び現れたグロンギの襲撃を受け、五代雄介はとっさの判断でベルトを装着。ベルトは五代雄介の体内へと吸収され、五代雄介の戦う意志と共に腰に出現し戦士『クウガ』に変身したのであった。
そこから人々の笑顔を守るために五代雄介と、グロンギとの戦いが始まる。
仮面ライダークウガの主要キャスト
- 仮面ライダークウガ/五代雄介:オダギリジョー
- 一条薫:葛山信吾
- 沢渡桜子:村田和美
- 五代みのり:葵若菜
- 飾玉三郎(おやっさん):きたろう
- 椿秀一:大塚よしたか
- 榎田ひかり:水島かおり
- ジャン・ミッシェル・ソレル: セルジュ・ヴァシロフ
- 朝日奈奈々:水原詩生
- 夏目実加:竹島由夏
- 松倉貞雄:石山雄大
- 杉田守道:松山鷹志
- 桜井剛:米山信之
- 笹山望見:田中恵理
- 椎名純一:畠山真
- 海老沢達彦:森富士夫
- 亀山鶴丸:西手勝秋
- 神崎昭二:井上高志
- 蝶野潤一:内田大介
- 元城恵子:岡田理江
- 榎田篤子:中真千子
- 榎田冴:新穂健太郎
- 社広之:鎌田雄太郎
- 寺島周斗:高木智晃
- 須山可奈子:三野友華子
- バラのタトゥの女:七森美江
- ズ・ゴオマ・グ:藤王みつる
- ズ・ザイン・ダ:野上彰
- メ・ガルメ・レ:森雅晴
- メ・ガリマ・バ:山口涼子
- ヌ・ザジオ・レ:高月忠
- ゴ・バダー・バ:小川信行
- ラ・ドルド・グ:婆裟羅天明
- ゴ・ガドル・バ:軍司眞人
- ン・ダグバ・ゼバ:浦井健治
仮面ライダークウガのその他情報 マシーンや主題歌など
放送期間 | 2000年1月~2001年1月 |
キャッチコピー | 「A New Hero. A New Legend.」 (新しい英雄、新しい伝説) |
敵 | グロンギ |
マシーン | トライチェイサー2000 |
ベルト | ソニックウェーブ |
スーツアクター | 仮面ライダークウガ:富永研司 |
主題歌 | [オープニング]
『仮面ライダークウガ!』 作詞 – 藤林聖子 / 作曲・編曲 – 佐橋俊彦 / 歌 – 田中昌之 [エンディング] 『青空になる』 作詞 – 藤林聖子 / 作曲・編曲 – 佐橋俊彦 / 歌 – 橋本仁 |
映画 | 無し |
仮面ライダークウガの関連商品
仮面ライダークウガ Blu-ray BOX
![]() |
仮面ライダークウガ Blu-ray BOX 1 【Blu-ray】 [ オダギリジョー ] 感想(5件) |
![]() |
仮面ライダークウガ Blu-ray BOX 2【Blu-ray】 [ オダギリジョー ] 感想(2件) |
![]() |
仮面ライダークウガ Blu-ray BOX 3【Blu-ray】 [ オダギリジョー ] 感想(2件) |
仮面ライダークウガ 変身ベルト
大人の為のなりきり玩具シリーズ【COMPLETE SELECTION MODIFICATION】から『仮面ライダークウガ』の「CSM変身ベルト・アークル」です。
限定商品のため今や中古でしか手に入りません。
![]() |
【中古】おもちゃ [付属品欠品] コンプリートセレクションモディフィケーション 変身ベルト アークル 「仮面ライダークウガ」 プレミアムバンダイ限定 感想(0件) |
仮面ライダークウガ フィギュア
『S.H.Figuarts 真骨彫製法』シリーズの仮面ライダークウガ マイティフォーム。
こちらも今ではなかなか手に入らない状態です。
|
更にアメイジングマイティフォームです!
|
仮面ライダークウガ 第1話 第2話
平成仮面ライダー20作品記念として特別配信!
仮面ライダークウガの感想とまとめ
実に10年ぶりのテレビシリーズとなった仮面ライダークウガ。
以降の平成仮面ライダーシリーズの原点ともいえる作品で、平成仮面ライダーシリーズの成功はこの仮面ライダークウガの成功無くしてはあり得なかったと言っても過言ではありません。
平成仮面ライダーシリーズの特徴として、一つの作品に複数の仮面ライダーが登場しますが、この仮面ライダークウガでは平成仮面ライダーシリーズでは唯一、最後まで一人で戦い抜いた仮面ライダーでした。
しかし、一人の仮面ライダーが複数のフォームにチェンジする『フォームチェンジ方式』は、のちの平成仮面ライダーシリーズでも定番となっています。
かなりドラマ性が強く、流血などの過激なシーンやホラー的な要素もあり、印象としては少し暗めではありますが、ストーリーやキャラクター設定がしっかりとしており、メッセージ性もあるため、大人でも見応えのある、平成仮面ライダーでも唯一無二の作品ではないでしょうか。