今回紹介するのは『仮面ライダー剣』。平成仮面ライダー5作目の作品です。
ええ、前作の『仮面ライダー555』同様にそのまま読むわけではありません。
『剣』と書いて『ブレイド』と読みます。
仮面ライダー剣を見たことない人でも、かつてニコニコ動画などで【オンドゥル語】という言葉は聞いたことがある方もいるかもしれません。
あれの元ネタの作品ですね^^
動画投稿サイトを中心にネタが広まってしまい、それが有名になりネタの方が知名度があるのではないでしょうか。
活舌の悪さから一部の視聴者がネタにし、それが広まってしまったものですが、活舌よく魂の叫びを上げるというのも存外に難しいものではないでしょうか。むしろ、感情が高ぶりすぎた時は活舌は悪くなるものです。つまりオンドゥル語は役者魂の現れだったのです。ナンダッテー!
ネタにされることが多く、本編への言及の方が少ない本作品ですが、仮面ライダーファンである私は当然この作品も大好きです。
語りだしたらキリがありませんが、一部を感想とまとめでぶちまけたいと思います。
ネタだけではなく、是非本編も興味を持っていただけるよう『仮面ライダー剣』のキャストやストーリー、マシーン、主題歌、感想など詳細をまとめました。
仮面ライダー剣のストーリー
巷では、未知の生命体と鎧の男が戦いを繰り返しているという噂が流れていた。
鎧の男は仮面ライダーと呼称されているが、根拠のない噂とされていた。
そんな仮面ライダーの一人である剣崎一真は先輩の橘朔也とともに、アンデッドと呼ばれる怪物と人知れず戦いを繰り広げているのであった。
彼らは戦うことで給料を得ている企業戦士である。仮面ライダーブレイドである剣崎一真も、仕事として仮面ライダーをやっていたのだった。
そんなある日、剣崎が務めている企業がアンデッドの襲撃を受けてしまう。先輩である橘が裏切ったと思われる状況から、剣崎は裏切られてまで人を信用する必要があるのか、仮面ライダーとして戦うことに意味はあるのかと葛藤する。
人との語らいの中で自分の中に答えを出した剣崎は、再び仮面ライダーとなって戦うことを決意する。
アンデッドとは何なのか。仮面ライダーが行っているアンデッドの封印とは。
悩み、苦しみ、戦いながら、それでも歩みを止めぬ先に辿り着いた答えとは。
仮面ライダー剣の主要キャスト
剣崎一真/仮面ライダーブレイド(声):椿隆之
相川始/仮面ライダーカリス(声)/ジョーカー(声):森本亮治
橘朔也/仮面ライダーギャレン(声):天野浩成
上城睦月/仮面ライダーレンゲル(声):北条隆博
広瀬栞:江川有未
白井虎太郎:竹財輝之助
栗原遥香:山口香緒里
栗原天音:梶原ひかり
山中望美:宮澤亜理沙
烏丸啓:山路和弘
広瀬義人/トライアルB(声):春田純一
天王路博史/ケルベロスII(声):森次晃嗣
深沢小夜子:粟田麗
伊坂/ピーコックアンデッド(声):本宮泰風
吉永みゆき/オーキッドアンデッド(声):肘井美佳
嶋昇/タランチュラアンデッド(声):相澤一成
キング/コーカサスビートルアンデッド(声):上條誠
城光/タイガーアンデッド(声):浜崎茜
金居/ギラファアンデッド(声):窪寺昭
仮面ライダー剣のその他情報
放送期間 | 2004年1月25日~2005年1月23日 |
キャッチコピー | 「今、その力が全開する。」 「運命の切札をつかみ取れ!」 |
敵 | アンデッド |
マシーン | 仮面ライダーブレイド:ブルースペイダー 仮面ライダーカリス:シャドーチェイサー 仮面ライダーギャレン:レッドランバス 仮面ライダーレンゲル:グリンクローバー |
ベルト | 仮面ライダーブレイド:ブレイバックル 仮面ライダーカリス:カリスベイル 仮面ライダーギャレン:ギャレンバックル 仮面ライダーレンゲル:レンゲルバックル |
スーツアクター | 仮面ライダーブレイド:高岩成二 仮面ライダーカリス、ジョーカー:伊藤慎 仮面ライダーギャレン:押川善文 仮面ライダーレンゲル、アンデッド:岡元次郎 |
主題歌 | [オープニング]
『Round ZERO〜BLADE BRAVE』(1 – 30話) 作詞 – 藤林聖子、作曲 – 吉田勝弥、編曲 – 近藤昭雄、歌 – 相川七瀬 『ELEMENTS』(31 – 48話) 作詞 – 藤林聖子、作曲 – 渡部チェル、編曲 – 近藤昭雄、歌 – Ricky 『rebirth』(23話‐30話、47話) 『take it a try』(31話‐44話) |
映画 | 『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』(2004年9月11日公開) |
主題歌は前半は相川七瀬さんが担当。
挿入歌は仮面ライダーを演じる天野浩成さんや森本亮治さんが担当しています。
ちなみに仮面ライダーギャレン役の天野浩成さんは、女優の雛形あきこさんのご主人として有名になりました。
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仮面ライダー剣 第1話 第2話
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第1話
第2話
仮面ライダー剣の感想とまとめ
『仮面ライダー剣』のモチーフは前作の『仮面ライダー555』とは打って変わって、虫とトランプ。
アンデッドやアンデッドの封印されたラウズカードは、私たちに馴染みの深いトランプと同じ分類分けがされています。
仮面ライダーの装備にカードゲームのような要素を加えることで、親しみが生まれるとともにロマンを感じずにはいられません。
必殺技もポーカーの役のような組み合わせで発動するなども高評価です。
ストーリーも序盤の不明瞭さはあるものの、中盤から後半にかけての展開は熱いものがあります。
特に主人公である剣崎一真の最後の選択は、涙無くして見ることはできません。
今回の仮面ライダーブレイドの中の人も高岩成二が演じています。
前作の『仮面ライダー555』とは違い、序盤の戦い方は素人臭さが表現され、泥臭い戦いを演じています。
設定に合わせた動きの使い分けにプロの凄さを垣間見ることができます。
シリーズものにありがちな中だるみを感じるさせない、人間ドラマや登場人物の信念などを丁寧に描いた、見ごたえのある作品です。
視聴がまだの方は、世に広まったオンドゥル語の起源に触れてみるのは如何でしょうか。