2020年1月20日にまた嫌な感じのニュースが飛び込んできました。
5Gに『インターネット税』?
【総務省】5Gに「インターネット税」か、1契約ごとに整備・維持費の徴収を検討https://t.co/KZJjDpJDPP
総務省は24年から1契約あたり月数円の徴収を検討。5Gを整備・維持するには莫大な資金が必要という。
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 22, 2020
直感的に、増税により私たちの負担が増えることが予想されますね。
そのあと総務省より「インターネット税はデマ」と報告がありましたが、安心していいのでしょうか?
そもそも噂となった『インターネット税』とはどのようなものなのでしょうか?
いつから導入されるのか?
『インターネット税』の仕組みや料金は?
対象の回線「5G」とは?
など、調べてみたいと思います。
話題となったインターネット税とは?
総務省が次世代の通信システム「5G」を全国に整備するために、利用者に負担金制度を検討しているそうで、その負担金制度と聞いてSNSなどで「まるでインターネット税だ」と心配する声が上がりました。
そのことより『インターネット税』という言葉が生まれたようで、正式な名称ではないようです。
(当記事では以降、負担金制度を『インターネット税』と記載)
しかし、負担金制度と聞いて『また出費が増えるのか~』というのが正直な感想ではないでしょうか。
この『インターネット税』を導入する背景として、日本は5Gの導入がスタートの時点ですでに他国より1年遅れており、更に基地局整備は2年も遅れているため、国が急いで整備をするために焦っているそうです。
さらに5Gは高い周波数を使用するため届く距離が短く、基地局を多く作らないといけないため、より多くのお金がかかるそうです。
そこで国は、ほとんどの国民が利用するインターネットに負担金をかけ、財源を確保する考えのようです。
国の考えとしては、より自然な発想かもしれませんが、取られる側としては、消費税の増税や太陽光初発電の売電終了など出費は増えるいっぽうで「勘弁してくれ~」って感じですよね。
インターネット税はいつから導入
インターネット税の導入に関しては『2024年にも携帯電話を含むネット利用者から広く薄く徴収し始める。』との事です。
まだ具体的に決まっていはいないようですが、2024年だとしたらあと4年後ですね。
急いでいる割には、思ったより先の話しのようです。
インターネット税の仕組みや料金はいくら?
インターネット税は光回線に接続する携帯会社などが負担し、利用者の月額料金に上乗せされるそうです。
その料金に関しては、まだ正確な情報はありません。
ネット上では『1000円』という情報がありますが、「1回線当たり」なのか、「1家庭当たり」なのか、まだ正確には分かりません。(冒頭の記事には「1契約ごと」に徴収を検討とあります)
また情報がありましたら、更新していきたいと思います。
最近は格安スマホなども出てきたおかげで、一時かなり高かった通信料も、いろいろ選択することができるようになり、通信費も安く抑えられるようになりました。
しかし、インターネット税で一律負担金を取られることになれば、また出費が増えてしまいますね。
インターネット税対象の5Gとは?
そもそもインターネット税対象の5Gとは何でしょうか?
分かりやすく説明しますと、
2020年春にサービス開始が予定されている次世代通信規格が「5G」と呼ばれるものです。
ビジネスや私たちの生活において、様々なものがネットワークにつながるIoT時代をむかえます。
その重要な基盤となるのが5Gで、コミュニケーションの多様化、新たなビジネスの発展に貢献すると期待されています。
5Gについて、現在の4Gとの違いに着目して簡単にまとめてみました。
「高速」で「大容量」
5Gは4Gに比べ約「20倍」ほどの通信速度です。
動画サイトやVOD(ビデオ・オン・デマンド)の普及により、通信速度や通信容量への需要は増すいっぽうで、より早く大容量データの通信ができたら、私たちにとってもメリットが大きいですよね。
また、自動運転技術、セキュリティー技術、農業や遠隔医療など、様々分野への応用が期待されいます。
「低遅延」
「低遅延」とは簡単に言うと、遅延なくリアルタイムで情報が表示できます。
4Gと比べ遅延は「10分の1」です。
「低遅延」により自動運転やVR(バーチャル・リアリティ)などで、仮想空間が遅延なく私たちのもとへ届けられます。
「多接続」
一度の多くの機器と接続が可能になります。
5Gは4Gに比べ同時接続数は「10倍」です。
私たちの身の回りでも、様々機器がインターネット接続できるようになっています。
今後ますます増えていくことが予想され、そうした機器のさまざなインターフェースを同時にインターネット接続できるようになれば、とても便利になると思います。
ビジネスにおいても様々な場面で活用できそうですね。
インターネット税いつから導入で仕組みや料金はいくら?5G対象のまとめ
『インターネット税』とは、総務省が検討している次世代の通信システム「5G」を全国に整備するための、負担金制度です。
2024年ごろから導入予定のようですが、まだ検討中のようです。
『インターネット税』はインターネット通信会社が負担して、インターネット利用者の月額料金に上乗せとなる見込みです。
またその料金は『1000円』との情報がありますが、これはまだ不確定で、今後の情報に注目が集まります。
『インターネット税』により出費が増えるのはあまり望ましくありませんが、次世代通信規格「5G」は『高速』『大容量』通信を可能にして、これから迎えるIoT時代には欠かせない技術であり、私たちの生活をより便利に、より安全にしてくれる技術であることは間違いありません。
そうした中で『インターネット税』について、国から言われるがままでなく、私たちも理解を深め、必要性を考えていく必要がると感じました。